大谷翔平を「9回に使うつもりだった」 指揮官も悩み…代打待機も出番なしのワケ

試合後に取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:盆子原浩二】
試合後に取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:盆子原浩二】

9回2死でベンチ飛び出して代打待機するも…そのまま試合終了

■メッツ 4ー1 エンゼルス(日本時間13日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、本拠地でのメッツ戦で出番なく、今季2度目の欠場で完全休養となった。15試合ぶりにベンチスタートとなり、9回にベンチを出て代打待機するも回ってこず。フィル・ネビン監督代行は試合後「9回に(カート・)スズキの代打で使うつもりだった。走者さえ出ていれば、3点差でもね。だがそこには至らなかった」と語った。

 チームは初回無死二塁から「2番・DH」に入ったトラウトの左前適時打で先制。しかし、先発のサンドバルが3回に同点に追いつかれると、4回にはデービスに勝ち越しの2号ソロを浴びた。7回には3番手のブラッドリーが1点を失い、2点ビハインドになった。

 ネビン監督代行は「オオタニは何度か出場する準備ができていた。7回の失点が痛かった。1点差であれば下位打線で使うこともできた」と強調。勝利を導くには二刀流のバットに頼りたかったが、悩んだ末に“ベストタイミング”はやってこず。5回以降、チームは無安打に押さえ込まれ「だが彼に同点にしてもらうためには走者が必要だった」と振り返った。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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