「重い球」「重いパンチ」は実際にある? 五十嵐亮太氏と元世界王者が徹底考察
内山「相手と向かい合えば『今日は勝てるな』って分かりますよ」
五十嵐:そうそう。今、野球界は全てが数値化されていて、ボールの回転量とか、投手がどの球種をどの辺りに投げる確率とか、データとして出てくるんですよ。ボクシングでもラウンド毎に選手の特徴を数値化して、データとして頭に入れて戦いますか?
内山:いや、それはないですね。試合相手が決まれば映像を見て、こういう攻撃が得意だとか、ああいうパターンもあるな、というのは頭に入れますし、それを参考にトレーナーと練習をしますけど、実際に試合で向かい合ったら全然違っていた、ということはよくありますね(笑)。
五十嵐:そう、結局そこなんですよ! 野球もデータ分析をしていても、対戦した時に生まれるバッターとの空間で「違うな」と感じることがある。大事なのは、違うことを察知する能力があるかどうかで。
(佐藤直子 / Naoko Sato)