独走ヤクルトと自力V消滅の巨人 専門家が分析する「はっきりと表れた両チームの差」

ヤクルト・高津臣吾監督(左)と巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・高津臣吾監督(左)と巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

ヤクルトは2番手に支配下昇格即登録の小澤が4回2失点の力投

■ヤクルト 11ー10 巨人(26日・神宮)

 ヤクルトは26日、神宮で行われた巨人戦に11-10で勝利し、12カード連続勝ち越しを決めた。一方、2位の巨人は76試合目にして自力優勝の可能性が消滅。両チームの“差”を、オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏が分析した。

 乱打戦を制したのは主砲の一発。同点で迎えた8回に4番・村上がバックスクリーンへ26号3ランを叩き込み試合を決めた。第1戦、第2戦ともに壮絶な打ち合いとなったが、新井氏は「巨人もヤクルトに負けない互角の攻撃陣を揃えているが、やはりブルペンの差が大きい。この日の試合でも両チームの起用法にそれがはっきりと表れていた」と語る。

 巨人は中4日で戸郷が先発のマウンドに上がったが、3回途中6失点で降板。一方、ヤクルトも先発のスアレスが3回途中5失点と試合を作れず、中継ぎ勝負となった。ヤクルトは2番手の小澤が6回に中田、丸にソロを浴びたが4イニングを投げ2失点と踏ん張った。

巨人は「勝ちゲームのリリーフが固まっていない」

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