“日本一小さなグラウンド”から目指す甲子園 選抜王者・大阪桐蔭を苦しめた新星とは?

自称日本一狭いグラウンドの大阪電気通信大高【写真:喜岡桜】
自称日本一狭いグラウンドの大阪電気通信大高【写真:喜岡桜】

金農旋風の次は“電通旋風” 甲子園初出場を狙う大阪電通大高

 金足農業が強豪私立から次々と勝利し選手権大会で準優勝した“金農旋風”から4年。その快進撃が注目された要因の一つに、甲子園では聞き慣れない農業高校だったことが挙げられるだろう。そして今年の夏、また専門性の高い名の代表校が登場するかもしれない。今春の大阪大会で注目を浴びた大阪電気通信大学高校だ。

 エース・的場吏玖(まとば・りく)の快投により一躍話題になったのは記憶に新しい。春夏通算14回の甲子園出場実績がある関大北陽の強力打線から20奪三振という驚異の数字を残した。しかも、初戦から4試合連続完封と実力は本物だ。5回戦で大阪桐蔭に敗れはしたものの、8回4安打3失点に抑える好投で選抜王者を苦しめた。

「三振のことはあまり考えていませんでした。それより、ちゃんと抑えようと。(関大北陽戦では)去年の夏に1回負けているのでリベンジと思って。(勝てたことは)自信になりました」。今夏は激戦区・大阪で台風の目になる可能性を秘めた投手だ。

急成長野球部の意外すぎる練習環境、狭さなら日本一

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