確信弾で快挙の38歳、サイクル寸前の25歳新人も…パで起きた“初記録”の数々

日本ハム・上川畑大悟【写真:荒川祐史】
日本ハム・上川畑大悟【写真:荒川祐史】

MLB通算155セーブのロッテ・オスナが来日初勝利

 1軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、パ・リーグを楽しんでもらえるよう旬な情報を配信する「Monday パ」。7月第1月曜日は「初」記録を特集。海の向こうからやってきた助っ人や、ブレーク中のオールドルーキーらをピックアップする。

 ロッテは頼もしい助っ人が入団。MLB通算155セーブ、セーブ王も獲得経験のあるロベルト・オスナ投手が9日に正式加入した。6月24日のオリックス戦では、リリーフカーに乗らず走って登場する“我流”の持ち主。26日の2登板目では、サヨナラ勝利を呼び込む好リリーフで初勝利を挙げた。すでに2勝をマークするなど、勝利を呼び込む男とともにチームも浮上していきたい。

 ドラフト9位で入団した25歳のオールドルーキーが、日本ハムの起爆剤となる活躍を見せている。上川畑大悟内野手は6月26日のソフトバンク戦でプロ初本塁打を記録。同試合では三塁打と安打も放ち、サイクル安打までもあと一歩と躍動した。29日には今季2号、7月2日には要所での代打で適時二塁打をマークするなど、チームに欠かせない存在となりつつある。

 昨季通算2000安打を放ったプロ21年目の大ベテラン、西武の栗山巧外野手は6月28日の日本ハム戦で「同一球場1000安打」を達成。球団史上初の快挙を飾ったのは今季第2号となる“確信弾”だった。獅子一筋21年の大記録。6月は月間打率.353と全く衰えを感じさせない38歳は、これからも所沢で安打を積み重ねる。

 先週の戦いを終え、首位・ソフトバンクと2位・楽天のゲーム差は「2.5」。一方、ソフトバンクと5位・オリックスは「7.0」差と、混戦の様子が漂う。

 そのソフトバンクは楽天との直接対決から幕を開ける。オリックスは3位・西武と3連戦。また、6位・日本ハムは4位・ロッテとの対戦からスタート。ともに前カード勝ち越してはいるものの、3日は手痛い敗戦でカードを終えており、悪い流れを切りたいところだ。

(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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