大谷翔平は「MVP争いで差を縮めた」 投打走の躍動に米メディア「驚くべき、お見事」

マーリンズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
マーリンズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

2桁奪三振&複数打点&盗塁を記録した史上初の選手に

■エンゼルス 5ー2 マーリンズ(日本時間7日・マイアミ)

 エンゼルスの大谷翔平投手が6日(日本時間7日)、敵地でのマーリンズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季8勝目を挙げた。7回10奪三振2安打1失点の好投で、バットでも5回に決勝の2点タイムリー。さらに盗塁も決めるなど“投打走”の躍動に、米メディアも驚きを持って伝えた。

 初回無死二、三塁でクーパーの右犠飛で先取点を献上。4試合ぶりに失点したものの、2回途中から7回1死に四球を与えるまで15者連続アウトを奪う快投。3試合連続の2桁奪三振で、6月9日(同10日)の本拠地・レッドソックス戦から自己最長を伸ばす5連勝をマークした。打撃では、同点に追いついた5回2死満塁で左前2点タイムリーを放って勝ち越し。逆方向へ打ち返す、技ありの一打だった。7回には盗塁を成功させ、2年連続で2桁盗塁に達した。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、打点が公式記録になった1920年以降、1試合で2桁奪三振と複数打点、盗塁をマークした初めての選手に。1打点だった選手は過去5人いた中で、大谷が史上初の記録を作った。

 メジャー通算1064登板の元左腕で、MLBネットワークの解説を務めるダン・プリーサック氏は「MVP争いで上位選手との差を縮めたことは間違いない……なんてことだ……きょうは敵地でマーリンズ相手に完全に主導権を握っている……驚くべき、見事な選手だ」とツイート。米メディア「CBSスポーツ」でエディターを務めるジェイク・ウィンダーマン氏も「非現実的な活躍だ」と驚いた。

 大の大谷ファンとして日本ファンにも知られ、米スポーツ局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は「またしてもここで皆さんにお願いしたい。彼がここでプレーしている間にショウヘイ・オオタニにもっと感謝してほしい。どうか頼む」と懇願。想像を絶したリアル二刀流の姿の稀有さを、改めて強調していた。

(Full-Count編集部)

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