ドラ1でファンため息も…「絶対活躍する」 阪神・大山の躍進を“予言”した元オリ戦士

阪神・大山悠輔【写真:荒川祐史】
阪神・大山悠輔【写真:荒川祐史】

つくば秀英の監督から「何とかしてくれ」 中学生の大山を口説き落とす

 大山は下妻市立千代川中学校時代に軟式野球部に所属。進路を決める時には複数の強豪校から誘いがあったという。地元でスター選手だった塚原氏に憧れも抱いていたようで、当時の監督だった沢辺卓己氏から「凄いやつがいる。他の強豪校からも誘いが来ているらしい。塚原、何とかしてくれないか?」と“指令”を受けた。

 塚原氏はその後、関係者から大山の電話番号を入手。連日、電話をかけ続け同校の良さを全面にアピールし、口説き落とすことに成功した。「口数は少なく、おとなしい印象でしたが責任感はめちゃくちゃ強い子。芯が強いというか、内に秘めた闘志がありました。これはプロに行くだろうな、と高校時代から思っていました」。

 大山は高校を出て即、プロ入りとはならなかったが、白鴎大に進学すると1年春から三塁手として公式戦に出場。4年時には「第40回日米大学野球選手権大会」の日本代表に選出され、全5試合に4番打者として出場するなど活躍した。

「人気球団であれだけ活躍している。もっと評価されていい選手」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY