大谷翔平にリーダーの自覚 3歳年上の盗塁王に移籍初日に声がけ「何でも言ってね」
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移籍初日に「必要な物や何かしたいことがあれば、何でも言ってね」
ドミニカ共和国出身の31歳は通算239盗塁を誇る足のスペシャリストだ。二刀流の走塁技術にも舌を巻く。仮に打者専念なら盗塁王を狙えると太鼓判を押す。
「全てがいい。全てうまくできる男だ。投手で打者で走者、スピードもパワーもある。僕だけでなく、誰にとっても信じられないことだ。だから彼のことが大好きなんだ。目を見張る存在だ。盗塁のサインが出ればいつでも、『OK、準備しておく』という感じだよね」
今や大谷はトラウトに次ぐ古株。新加入選手のビヤーは大谷から「必要な物や何かしたいことがあれば、何でも言ってね」と温かい声をかけられたという。
「僕が初めてここに来た日に言ってくれたんだ。試合中も、プライベートでも、とてもコミュニケーションがうまいね」
「このチームはとてもいい。トラウトやオオタニとプレーできる……。あの2人の近くでプレーしたい選手は多い。僕はこのチームが大好きだし、彼らの持つエネルギーも好きだ。スタッフも、みんな大好き。居心地いいよ」
まだ慣れない新天地。それでも大谷は頼りになるチームリーダーのようだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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