大谷翔平とトラウト、そろって放出を球界OBが提言 エ軍は「最初からやり直す時だ」

エンゼルス・大谷翔平(左)とマイク・トラウト【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平(左)とマイク・トラウト【写真:ロイター】

どちらか1人を残すなら「トラウトを放出する時だ」

 今季も低迷が続くエンゼルス。大谷翔平投手、マイク・トラウト外野手という球界最高峰の選手を擁しながら上位に進出できない現状に、球界OBがチームの抜本的立て直しを提唱した。メジャー通算3141安打を記録したトニー・グウィン氏の息子で、自身も8年間メジャーでプレーしたトニー・グウィンJr.氏は2人を放出して若手有望株を獲得すべきと主張し、1人を残すとしたら大谷と語っている。

 米ラジオ局「KFHラジオ」によると、2015年にパドレスでプレーしたコーディ・デッカー氏と、メジャー通算685試合に出場したグウィンJr.氏がポッドキャスト番組「ビッグタイム・ベースボール」に出演。大谷とトラウトの放出の可能性について語った。デッカー氏は「トラウトとオオタニをトレードする時だ。前に進む時、率直に言えば最初からやり直す時だ。現在の構造では勝てない」と主張した。

 これにグウィンJr.氏も同調。「2人を放出するのが一番簡単だが、どちらか1人を残すならトラウトを放出する時だ。こんなことを言うなるなんて驚きだ。私はトラウトの大ファン。彼が10月にプレーオフに出場しているところが見たい」と述べた。

 トラウトは2019年3月にエンゼルスと12年総額4億3200万ドル(約592億円)の超大型契約を結んだ。グウィンJr.氏は「彼はアナハイムでプレーすることに問題ないと思っているかもしれない。残留したいと思っていて快適なのかもしれない。それは尊重する」とした上で、大谷を残留させる方がより道理にかなうと持論を展開した。その理由として二刀流の大谷の方が“商業的価値”があるとし、チーム再建中であってもファンは大谷を目当てに球場に足を運ぶと説明した。

「2人のうちの1人か、両方をトレードしたら2026年にはワールドシリーズに行ける。かなりの数のインパクトのある選手を見返りに手に入れることができる。最高級のプロスペクトをね」とグウィンJr.氏は力説している。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY