8人退場した“大乱闘”後の明暗…「大谷しか勝たん」エ軍と21年ぶり11連勝のマ軍

大乱闘後の両チームの勝敗は明と暗に大きく分かれている【写真:Getty Images】
大乱闘後の両チームの勝敗は明と暗に大きく分かれている【写真:Getty Images】

順位も逆転、プレーオフ圏内のマリナーズと大きく離されたエンゼルス

 6月26日(日本時間27日)のエンゼルス-マリナーズ戦で起きた大乱闘は記憶に新しい。大谷翔平投手も“参戦”し相手選手を止める姿が報じられ、両チームから8人の退場者、12人の出場停止が出る騒動となった。ただこの後、両チームの勝敗は明と暗に大きく分かれている。

 乱闘当日の試合にはエンゼルスが2-1で勝利した。ただ翌日以降は4勝11敗。大谷はこの期間3度先発し3連勝しているものの、ほぼその日しか勝てない状況に陥っている。出場停止処分を受けたネビン監督が復帰しても、事態が好転する様子はない。

 一方のマリナーズは大乱闘翌日のオリオールズ戦にこそ敗れたものの、28日(同29日)から3連勝。1敗を挟んで2日(日本時間3日)のアスレチックス戦からは破竹の11連勝中だ。マリナーズの11連勝は、イチローが入団した2001年に15連勝して以来、21年ぶり。この年のマリナーズは116勝46敗という驚異的な成績で地区優勝を果たしている。

 乱闘が発生した試合後の順位はエンゼルスがア・リーグ西地区の3位、0.5差でマリナーズが追う展開だったが、今ではマリナーズが48勝42敗の貯金6でワイルドカード圏内。エンゼルスはそのマリナーズに9ゲーム離されている。

 米国のテレビ局「FOXスポーツ」が14日(日本時間15日)の試合前、ツイッターでこの明暗を伝えるとファンからは様々な反応が。日本でも人気の両チームだけに「エンゼルスの黒歴史」「乱闘ブーストと乱闘逆ブースト」「ここまで明暗分かれるとは」と日本語のコメントも寄せられていた。

(Full-Count編集部)

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