大谷翔平、MVPオッズで1番人気に返り咲き リアル二刀流躍動でジャッジ抜いた

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

リード野球トレーダー太鼓判「マウンドでしていることを継続すれば筆頭候補」

 投打で躍動するエンゼルスの大谷翔平投手が、MVPのオッズで軒並み1位に浮上した。13日(日本時間14日)には投打同時出場で6回4安打1失点12奪三振で9勝目。打っては4打数2安打2打点の活躍でチームの連敗を止めた。球宴を前に、2年連続での栄冠に期待が高まっている。(オッズは日本時間15日試合前時点)。

 米メディア「アクション・ネットワーク」は、アーロン・ジャッジを抜いて最有力候補となったことを伝えた。アストロズ戦での活躍を「いくぶん信じるのが難しいことだったが、それはオオタニが毎週のようにしていることだ」と称す。スポーツブックメーカー「ドラフトキングス」のア・リーグMVPオッズで大谷は+105(100ドル賭けたら125ドルの利益が得られる)となり、アーロン・ジャッジの+165を上回った。なおヨルダン・アルバレスが+1000、マイク・トラウトが+1200で次につけているという。

 また米スポーツブックメーカー「シーザー・スポーツブック」のMVPオッズでも最有力候補に返り咲き。開幕の時点では+325と1番人気だったが、シーズン中にブラディミール・ゲレーロJr.(同4月16~24日)、アーロン・ジャッジ(同6月5日~7月14日)がトップの座を奪った。

 13日(同14日)の試合前の時点ではジャッジが+100で一番人気、大谷は+150と肉薄していたが、リアル二刀流での活躍を受けて、試合後夜遅くに2人は+125で並んで最有力候補となった。そして14日(同15日)の午後、大谷が再び+100で単独トップに立った。ジャッジは+160で2位となっている。

 シーザー・スポーツブックのリード野球トレーダー、エリック・ビジオ氏は「動かさざるを得なかった。オオタニがこの1か月、間違ったことをなにもしていないように見えること、ジャッジが少し苦しんでいることが組み合わさってのもの。賭ける人たちは確実に彼(オオタニ)に戻ってきている」と展望を述べた。

 7月にシーザー・スポーツブックでベットされたア・リーグMVPのチケット販売数(44%)、総賭け金(73%)で大谷は全体トップ。7月に賭けられた1000ドル以上のベット6件は全て大谷に対してのものだった。また今月の最高額はオッズ+200でオオタニに賭けられた5000ドルだったという。

 同氏は「チームの勝敗はそこまでMVPの要素ではなくなっていると思う。オオタニのこのようなパフォーマンスはこれから何回見られるだろう? ただ座って彼がしていることを楽しまないと。オオタニがマウンドでしていることを継続すれば、MVPの筆頭候補だ。ジャッジが苦戦を続けるようなことがあれば、さらに彼を推さざるを得ない」と太鼓判を押した。

(Full-Count編集部)

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