エ軍ドラ1の打率4割男は「大谷と比較されてきた」 二刀流封印も自信「イケてる選手」

エンゼルスからドラフト1巡目指名されたザック・ネト【写真:盆子原浩二】
エンゼルスからドラフト1巡目指名されたザック・ネト【写真:盆子原浩二】

エンゼルス1巡目指名ネトは大学で投打の二刀流だった「会うのが楽しみ」

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスは17日(日本時間18日)、ロサンゼルス市内で行われたドラフトでザック・ネト内野手(キャンベル大)をドラフト1巡目(全体13位)で指名した。キャンベル大で打率.407(199打数81安打)をマークした183センチ内野手は、「とてもイケてる選手だと思う。とても自信を持っていて、多くのエネルギーをもたらす選手だと思っている」と自信たっぷりに自己紹介した。

 キャンベル大では2021、2022年と2年連続でビッグサウス・カンファレンスのMVPに選出され、MLB公式サイトのドラフト候補有望株ランキングで17位に入っている。大谷の話題になると、目を輝かせて切り出した。

「ショウヘイに会うのが待ちきれないよ。ずっとMLBで見ていた選手だ。大学での僕と同じように、彼が二刀流であるのはとてもスペシャルなことだ。彼と比較されたことはとても光栄なこと。彼に会うのが楽しみだよ」

 父のホアキン・ネトさんも晴れの舞台に同席した。愛息子がエンゼルスから指名を受け、「真っ先に頭に浮かんだのは、ザックが明日ミスター・オオタニ、トラウトと会う機会を得られる、ということだ。彼らは全ての子どものヒーローだ。大学で二刀流選手だったからいつもオオタニと比較されてきた。だからエンゼルスから指名されて、オーマイガー、これはアメージングだよ」と大喜びだった。

 エンゼルスのアマチュアスカウト、ティム・マックルベイン氏は「ネトは投手をしていた。投手として良い活躍をしていたが、私たちは彼を遊撃手として使うつもりだ」と話した。ネトも「投手はやらないと思う。でも、チームが必要としているならチームのためにやるよ」と、まずは投打の二刀流を封印する。球団がドラフト1巡目で野手を指名するのは3年ぶり。1日でも早い大谷との共演を目指す。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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