大谷翔平、去就問題に心境吐露「自分でも分からない」 電撃移籍は「球団がどうするか」
騒がしい去就問題もプレーに集中「自分ができることをやりたい」
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、19日(同20日)のオールスター戦(ロサンゼルス)前に報道陣の取材に応じ、自身の去就問題について言及した。8月2日(同3日)のトレード期限までに移籍することが注目されていることについて、「僕の気持ちというよりは、やっぱり球団がどうするかによるので。左右できないことに対して、どうしようというのは特にないので。自分ができることをやりたいなと思います」と言葉を選ぶように話した。
2023年オフにFAを迎える大谷は“勝てるチーム”を求めながらも、毎年のようにチームは低迷。今季も地区4位に沈み、ワイルドカード圏内から10.5ゲーム差と離されている。「特にやることは変わらない。エンゼルスにいる以上は、そこでやれることをしっかり頑張りたいと思います。今後、どうなるかは正直、自分でも分からないので。自分にできること。打席でも投球でも頑張りたいなと思います」と心境を吐露。シーズン中ということもあり、まずはプレーに専念する考えだ。
昨季終盤に「ヒリヒリする9月を過ごしたい」とプレーヤーとして偽りのない本音を打ち明けた。米メディアからの「エンゼルスからトレード移籍したくないか」との問いかけには「僕の気持ちというよりは、やっぱり球団がどうするかによるので。左右できないことに対して、どうしようというのは特にないので。自分ができることをやりたいなと思います」と繰り返した。
シーズンは92試合を消化。まだ70試合が残されている。「これだけ長い連敗というのは正直、経験していないので。なかなかキツい期間でした」と前半戦を振り返り、「早く連勝して、いい流れでいけば、まだまだチャンスはあると思っているので。そのきっかけとなるゲームができるように。自分がしっかり活躍して、そのきっかけを作れるように頑張りたいなと思います」と前を向いた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)