燕・村上は52本&140打点ペース、開幕出遅れの虎右腕が投手2冠 セのタイトル争い

ヤクルト・村上宗隆(左)と阪神・青柳晃洋【写真:小林靖、荒川祐史】
ヤクルト・村上宗隆(左)と阪神・青柳晃洋【写真:小林靖、荒川祐史】

前半戦が終了、燕・村上は33本塁打&89打点で2冠を突っ走る

 プロ野球は24日、前半戦の全試合が終了した。3月25日に開幕し、激闘が繰り広げられた4か月間。セ・リーグでは、ヤクルトが7月2日に史上最速でマジックを点灯させ、首位を独走。2位から最下位のチームが6ゲーム差の中にひしめく結果となった。今回は、前半戦終了時点での個人タイトル争いを見ていきたい。

 打撃部門では、ヤクルトの村上宗隆内野手が突出した成績を残した。本塁打33本は2位の巨人・岡本和真内野手に12本差をつけて1位。打点も89で、2位の阪神・大山悠輔内野手に23の差をつけており、シーズン52本塁打、140打点ペースだ。打率は.312でリーグ5位。DeNAの佐野恵太外野手が.331で1位だが、後半戦で変動し、村上が3冠を手にする可能性も十分にありえる。

 盗塁数はヤクルトの塩見泰隆外野手が22個でトップ。2位は19個の阪神の近本光司外野手。3位に同じく阪神で昨季盗塁王の中野拓夢内野手が16個でつける。近本は安打数でリーグトップの114本。中野が112本で2位となっている。

 投手部門では、阪神の青柳晃洋投手が防御率、勝利数で2冠を走る。開幕時は新型コロナウイルスの陽性判定を受けて出遅れたものの、11の勝ち星を積み重ね、防御率も1.37。わずか1敗と、安定感抜群だ。防御率ランキングは、2位が阪神の西勇輝投手で2.18、ヤクルトの小川泰弘投手が2.33で続く。

 セーブ数は、開幕当初から巨人のドラフト1位ルーキー、大勢投手が独走していたが、前半戦最終戦でヤクルトのスコット・マクガフ投手が追いつき、25セーブで並んで前半戦を終えた。阪神の岩崎優投手が22で3位。中日のライデル・マルティネスが21。広島の栗林良吏投手と、DeNAの山崎康晃投手が20で5位タイ。6球団の守護神が、熾烈な争いを繰り広げている。

(Full-Count編集部)

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