市船橋が15年ぶり6度目の甲子園出場 双子の左腕エースと3番打者が夢叶える

優勝を決め喜ぶ市船橋ナイン【写真:宮脇広久】
優勝を決め喜ぶ市船橋ナイン【写真:宮脇広久】

弟の森本哲星は粘投、兄の哲太はランニングホームラン

 第104回全国高校野球選手権の千葉大会決勝が27日、ZOZOマリンスタジアムで行われ、市船橋が13-6で木更津総合を破り、15年ぶり6回目となる夏の甲子園出場を決めた。

 市船橋は初回、無死満塁のチャンスで、プロ注目の強打の捕手で4番・片野優羽(3年)の左犠飛で先制。その裏に2点を奪われ逆転を許すも、4回の攻撃では、2死一、二塁で5番の大野七樹内野手(1年)が中前へ同点タイムリー。続く谷藤汰樹内野手(3年)も右前へ勝ち越し適時打を放ち、再逆転した。

 6回には、篠崎大耀外野手(2年)の中堅フェンス直撃の2点二塁打などで3点を取り、リードを広げた。その裏に木更津総合打線の粘りで1点差まで追い上げられたが、8回に4点、9回には「3番・中堅」の森本哲太外野手(3年)のランニング本塁打などで3点を加点し、19安打13得点と打線の手を止めなかった。

 守っては、エース左腕で本塁打を放った森本哲太の双子の弟、哲星投手(3年)が9回を一人で投げ抜いた。178球、被安打16だったが、味方の援護もあり、6失点完投。一緒に夢見た甲子園出場という双子の悲願が成就した。

 選抜に出場した木更津総合は4年ぶりの甲子園を目指したが、投手陣が市船打線を抑えられなかった。エースの越井颯一郎投手(3年)が6回途中、被安打12、6失点と精彩を欠いた。春夏の千葉大会を制した市船橋の海上雄大監督は就任2年目での甲子園切符となった。

(Full-Count編集部)

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