大谷翔平、MVP争いに援軍…通算251勝サバシアが“激推し”「彼こそ最も優れた選手」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

二刀流の大谷と、63本ペースで本塁打を積み重ねるジャッジのMVP争い

 エンゼルスの大谷翔平投手が、今季のア・リーグMVPに“激推し”された。言葉の主は、ヤンキースなどで通算251勝を上げたサウスポーのCC・サバシア氏だ。ヤンキース実況アナのライアン・ルオッコ氏と共同で司会を務めるポッドキャスト番組「R2C2」で発言したもの。

 現在までのところ、今季のア・リーグMVP候補は投手として9勝、打者として21本塁打を放っている大谷と、すでに98試合で38本の本塁打を記録、シーズン63本ペースで打ち続けているアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)とのマッチレースになっているとの見方がもっぱらだ。ここでサバシア氏は「あなたなら誰をMVPに選ぶか」という問いに「ショウヘイ・オオタニだ」と即答した。

 サバシア氏はMVPにはチームの成績は関係ないとし、その上で「彼が今後投手として成長を続けて、サイ・ヤング賞に近づけば、毎年MVPだよ」と口にした。エンゼルスの順位を理由に選ばないとしているルオッコ氏に「彼が最も優れた選手だ」と正面から反論している。

 最大の理由は、やはり二刀流の希少価値だ。サバシア氏は「ジャッジはピッチングできるのか? ジャッジが7回無失点投球ができるなら、オレだってジャッジを選ぶさ」と言ってのける。現時点でのWAR(=勝利寄与度)が大谷よりもジャッジが上だとするルオッコ氏にも、一切ひるまない。

 MVPにはチーム成績も加味されるべきだという立場のルオッコ氏は「私はジャッジが60本打って、ヤンキースが110勝すれば、そしてジャッジがWARで1位だったら、MVPを獲らないとダメだと思います。オオタニが借金15で終わるチームで何をしようと関係ありません」と言い切る。長らくメジャーのシーズン本塁打記録だった1961年ロジャー・マリス(元ヤンキース)の61本塁打にジャッジが迫ることを、楽しみにしている様子だ。

(Full-Count編集部)

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