IL入りトラウトは「かなり稀な症状」 今季どころか現役生活に影響も…本人は懸念を一蹴

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】

左胸郭の炎症で負傷者リスト入り「今季中の復帰が目標だ」

 左胸郭の炎症で負傷者リスト入りしているエンゼルスのマイク・トラウト外野手について、ヘッドトレーナーを務めるマイク・フロスタッド氏は「かなり稀な症状。国内でも有数の著名な脊柱の外科医にとっても、あまり見ないものだ。悪化しかねない動きがたくさんある」と説明した。3度のMVPを誇るエンゼルス主砲が長期離脱する可能性が出てきた。

 トラウトは21日(日本時間22日)に痛みや炎症を取り除くためにコルチゾン注射を打った。注射の効果を完全に得られるまで最大2週間かかるそうで、「感覚は良くなっている」(フロスタッド氏)と症状は改善しているという。それでも、珍しい負傷。今後の現役生活に影響する可能性も否定できないという。今季中に復帰できない可能性について、フロスタッド氏は「それはないと願っている。その決断をする段階ではないと思う」と強調しつつも、「今季の残りだけでなく、おそらく残りのキャリアを通して対処していかなければならないこと、と我々は考えている」とした。

 今季は79試合出場して打率.270、24本塁打、51打点。7月12日(同13日)の本拠地・アストロズ戦で負傷交代し、18日(同19日)に負傷者リスト入りした。トラウトは今季中の復帰について、「もちろん、もちろんさ。それが僕の目標だ。(長期離脱の)心配はしていない」と語った。31日(同8月1日)に医師の診断を受けるという。「現在の状態はいい。今日の感覚は本当に良かった。僕のキャリアは終わっていないからね。心配はしていない」と繰り返していた。

(Full-Count編集部)

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