大谷翔平、104年ぶり2桁勝利&2桁HRへ 降板時期はお任せ「何も変えない」

取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:小谷真弥】
取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:小谷真弥】

前回は6回まで11K無失点も7回に2被弾6失点

■エンゼルス ー レンジャーズ(日本時間29日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日、試合開始10時38分)、本拠地・レンジャーズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場する。勝てば両リーグでは1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打に到達する。

 前回22日(同23日)は世界一のブレーブス打線に対して6回まで11奪三振1安打無失点と好投していたが、両軍無得点の7回に2被弾6失点。息切れで5敗目を喫した。同じ失敗を繰り返さないためには……。ネビン監督代行は「それが起きる前に降板させることだ。長く投げさせすぎてしまっているかもしれない」と改めて反省。続けて絶大な信頼を口にした。

「彼はスーパーマンだ。ここ1か月半の投球を見ていると、ああいったことが起こるとは、みんな思っていなかった。降板させると彼は怒ると分かっていたけど(笑)」

「試合終盤まで投げてくれると頼りにしている選手だ。我々のブルペンの状況からも、ショウが今日長い回を投げてくれれば我々にとって非常に大きいよ」

 前夜にカンザスシティからアナハイムへ戻り、この日は10連戦の7戦目だ。ハードスケジュールの中、今回は降板のタイミングをどう考えているのか。

「今日も何も変える気はない。私は信頼している。燃料がなくなった時は私に教えてくれる。降板のタイミングを自分で理解している。いつもそうだ。あの日もまだ力が残っていると感じていて、まだ続投したがっていた。だから続投させたんだ。結局は私の判断だったが。彼は教えてくれる。信用しているよ。先週に関係なく今日も変わらない」

 ネビン監督代行の信頼を受け、投手・大谷がメジャー自身初の10勝目を掴みにいく。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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