選抜準優勝の近江、4大会連続16回目の夏の甲子園 エース山田陽翔が1失点完投

滋賀大会決勝を制し、喜ぶ近江ナイン【写真:上野明洸】
滋賀大会決勝を制し、喜ぶ近江ナイン【写真:上野明洸】

エース山田は今大会2度目の先発

 第104回全国高校野球滋賀大会の決勝戦が29日、マイネットスタジアム皇子山で行われ、今春の選抜で準優勝した近江が立命館守山を4-1で下し、4大会連続16回目の夏の甲子園出場を決めた。先発の山田陽翔投手(3年)が9回3安打12奪三振1失点で完投。気迫を前面に出した投球で、相手打線を封じ込めた。

「4番・投手」で先発出場し、今大会2度目の先発マウンドに上がった近江のエース山田は、5回まで1安打投球。打線は2回に1死一、二塁から大橋大翔捕手(3年)がライトへ適時打を放って先制。4回にも大橋の左越えソロ、清谷大輔外野手(2年)のライトオーバーの適時三塁打で2点を追加した。6回には三塁打と内野ゴロの間に1点を許したが、リードを守り切った。

 近江は今春、京都国際の新型コロナウイルスによる出場辞退を受けて選抜大会に出場。快進撃を見せて代替校&滋賀県勢初の決勝進出を果たしたが、大阪桐蔭に1-18で敗れていた。立命館守山は、昨夏の決勝と5月の春季県大会決勝でも近江に破れており、大一番でのリベンジとはならなかった。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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