ヤクルト、後半戦連敗スタートも「先を見据えた起用」 専門家が感じた“余裕”

ヤクルト・高津臣吾監督【写真:小林靖】
ヤクルト・高津臣吾監督【写真:小林靖】

ヤクルトは先発投手が2日連続で早々に崩れ後半戦連敗スタート

■阪神 7ー3 ヤクルト(30日・甲子園)

 ヤクルトは30日、敵地での阪神戦に3-7で敗れ、後半戦連敗スタートとなった。先発の小澤が4回途中5失点でKOされ2位・阪神とのゲーム差が「9」に縮まった。オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「まだ、高津監督の采配には余裕があり、しっかりと先を見据えている」と分析した。

 無安打投球を続けていた先発の小澤が4回に崩れた。先頭の島田に二塁打を浴びるも、後続を打ち取り2死二塁。続く大山に四球を与えると、糸原に中前打を浴び先制を許す。その後はロドリゲスに四球、梅野に2点適時打を浴び投手の才木にまで四球を出し、中野、島田に連続タイムリーを浴び降板となった。

 前日の小川(4回4失点)に続き2日連続で先発が早々にマウンドを降りる展開となったが、新井氏は「高津監督はもっと早くに小澤を変えると思ったが引っ張った。『もう少し試してみよう』と余裕を感じさせる采配に見えました」と振り返った。

山田哲が攻守に精彩を欠くも「ベンチもそれを分かった上で起用している」

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