京都国際が延長11回サヨナラ負け、プロ注目の森下は3回4失点 一関学院は20年ぶり勝利

京都国際・森下瑠大【写真:荒川祐史】
京都国際・森下瑠大【写真:荒川祐史】

一関学院は9回に同点に追いつかれるも、延長11回に寺尾が中前適時打を放ちサヨナラ勝ち

 第104回全国高校野球選手権大会は6日、阪神甲子園球場で大会初日第3試合が行われ、一関学院(岩手)が延長11回、6-5で京都国際(京都)にサヨナラ勝ち。夏の甲子園では20年ぶりの白星を挙げた。

 一関学院は初回に1点を失ったが、その裏に反撃。1死から千田白琥外野手(3年)、小杉晟内野手(3年)、後藤叶翔捕手(3年)の3連打で1点を返す。さらに、2死一、二塁から小松大樹内野手(3年)が2点適時三塁打を放ち逆転に成功した。

 3回は1死二塁から後藤の左前適時打、6回には2死三塁から千葉周永内野手(3年)が右前適時打を放ちリードを広げた。だが、2点リードの9回に先発の小野涼介投手(2年)が先頭から2四球を与え降板。2番手で登板した寺尾皇汰投手(2年)が1死二、三塁から2点適時打を浴び同点に追いつかれ延長戦に突入した。

 それでも、延長11回。先頭の小松大樹内野手(3年)の右前打と犠打で1死二塁の好機を作る。ここで8番・寺尾が中前適時打を放ち試合を決めた。

 京都国際は先取点を奪ったが、プロ注目で4番・エースの森下瑠大投手(3年)が3回5安打4失点で降板。4回から右翼の守備に就き、打撃に専念して4打数1安打だった。今春の選抜は出場が決まっていたが、開幕前に新型コロナウイルスの集団感染により出場辞退。今夏の京都大会を勝ち抜き甲子園の舞台に戻ってきたが、あと一歩届かなかった。

(Full-Count編集部)

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