ダルビッシュ“不運”な黒星、判定覆り決勝点献上も 指揮官は評価「好投してくれた」

ナショナルズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
ナショナルズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

7回同点での本塁クロスプレーは、判定が覆り決勝点となった

■ナショナルズ 4ー3 パドレス(日本時間14日・ワシントン)

 パドレスのダルビッシュ有投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたナショナルズ戦に先発。7回途中104球を投げて7安打9奪三振4失点で降板し、今季6敗目(10勝)を喫した。3点リードの6回に追いつかれ、7回先頭に安打を許したところで降板したが、ボブ・メルビン監督は「またしても好投してくれた」と称えた。

 マチャドの21号ソロなどで序盤に3点の援護を得たダルビッシュ。5回まで3安打に封じ、スコアボードにゼロを並べた。しかし、6回2死一塁でエルナンデスに2ランを浴び、続く元オリックスのメネセスにも被弾して同点に追いつかれた。そして、7回先頭のヘルナンデスに内野安打を許したところで降板した。

 2番手のガルシアが2死二塁から右前打を許し、右翼ソトが本塁へ好返球。判定はアウトだったが、チャレンジによるリプレー検証の結果、コリジョンルールが適用され、判定は覆りセーフとなった。この1点が決勝点となり、ダルビッシュに黒星がついた。このプレーに抗議したメルビン監督は退場処分となった。

 パドレスの地元放送局「バリースポーツ・サンディエゴ」の公式ツイッターによると、指揮官は「あれはいいプレーだと思った。(捕手のノラは)足がホームベース上にあったし、ベースのフロント部分を走者のために空けていた。(ノラが)ベースの前に立ち、ブロックしているとは私には見えなかった」と語った。メジャー通算90勝目はお預けとなった右腕については「またしても好投してくれた」と振り返った。5月19日(同20日)のフィリーズ戦から15登板連続で6回以上を投げ、今季13度目の100球超。先発の責任を果たし続けるダルビッシュを称えていた。

【実際の映像】判定が覆った本塁クロスプレー 猛抗議のメルビン監督は退場となった

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