近江・山田、甲子園通算10勝&松坂超え98奪三振 打っては満塁弾で2年連続8強

近江・山田陽翔【写真:上野明洸】
近江・山田陽翔【写真:上野明洸】

7回4安打1失点、9奪三振の好投、甲子園通算98奪三振は歴代9位

 第104回全国高校野球選手権大会は15日、大会第10日目を行い、第4試合では近江(滋賀)が7-1で海星(長崎)を下し2年連続の8強入りを果たした。エースの山田陽翔投手(3年)は7回4安打1失点、9奪三振の快投で甲子園通算10勝目。奪三振数は春夏通算98個に達し、横浜時代の松坂大輔氏(元西武)らを抜き歴代単独9位となった。準々決勝では大会屈指のスラッガー・浅野翔吾外野手を擁する高松商との対戦が決まり、注目を集めそうだ。

 山田は2回に2死二塁から7番・牧真測外野手(3年)に右前適時打を浴び先取点を許す。だが、味方打線は3回に1点を返し同点に追いつくと、5回には2死三塁から2番・清谷大輔外野手(2年)の適時三塁打で勝ち越しに成功した。

 1点リードで迎えた7回は1死一、二塁のピンチを背負ったが7番・牧を見逃し三振、続く代打・柿本彩人外野手(3年)を空振り三振に仕留め無失点に抑えた。打っても7回の第4打席で左中間へダメ押しとなる満塁ホームランを放ち、8回から右翼の守備に就いた。

 この日は、7回4安打9奪三振1失点の快投を見せチームを2年連続のベスト8進出に導いた。2021年夏に初めて甲子園のマウンドに上がった山田はこの日で通算13試合目の登板。2年夏は5試合で31奪三振、今春の選抜では5試合で33奪三振を積み上げていた。今夏を含め松坂氏、早実・荒木大輔氏を抜く通算98奪三振を記録した。

(Full-Count編集部)

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