下関国際、またもバントを防ぎ併殺で脱出→直後に追加点 大阪桐蔭戦では三重殺

近江・多賀章仁監督【写真:上野明洸】
近江・多賀章仁監督【写真:上野明洸】

1点リードで迎えた2回の守備で1死二、二塁のピンチも相手のスクイズを防ぎ併殺

 第104回全国高校高校野球選手権大会は20日、甲子園で準決勝が行われ第2試合は下関国際(山口)と近江(滋賀)が対戦。下関国際は準々決勝で大阪桐蔭(大阪)を相手に送りバントを阻止する三重殺を決めたが、この日も相手のスクイズを併殺に仕留めピンチを凌いだ。

 下関国際が“お家芸”をみせ甲子園を沸かせた。1点リードで迎えた2回の守備。1死二、三塁のピンチを背負ったが2番手で登板した仲井慎投手(3年)が8番・大橋大翔捕手(3年)が試みたスクイズを捕飛に仕留め、飛び出した三走もアウトにする併殺に抑え無失点で切り抜けた。

 すると、直後の3回には近江のエース・山田陽翔投手(3年)を1死満塁と攻めたて暴投で貴重な1点を奪った。

 準々決勝の大阪桐蔭戦では1点ビハインドの7回に無死一、二塁からバントが飛球となり仲井が捕球し二塁、一塁と転送しトリプルプレーを完成。このビッグプレーで相手に流れを渡さず9回に2点を奪い逆転勝利を収めている。

 ツイッターでも「スクイズ失敗」がトレンド入りし高校野球ファンからは「絶対にバントをやらせない何かを持っている」「仲井君はバントを防ぐ技術が凄い」「下関国際の強さの秘密」と大盛り上がりだった。

(Full-Count編集部)

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