大型トレードで加入も防御率16.20… 背信の通算125セーブ左腕が守護神“降格”

パドレスのジョシュ・ヘイダー【写真:ロイター】
パドレスのジョシュ・ヘイダー【写真:ロイター】

19日にはダルビッシュの後を受けて登板し、リードを吐き出した

 パドレスのボブ・メルビン監督は20日(日本時間21日)、背信投球が続くジョシュ・ヘイダー投手のクローザーから降格させる方針を明かした。米メディア「ジ・アスレチック」のパドレス番デニス・リン記者が「クローザー役について“少し休み”を与えると話した。当面は複数の投手をクローザーで使う」という指揮官の話を伝えた。

 ブルワーズから1日(同2日)に1対4の大型トレードで加入。守護神として期待されたが、5試合で6失点、1勝1敗0セーブ、防御率16.20と大乱調だ。18日(同19日)のナショナルズ戦では、ダルビッシュが9回途中まで力投。1-1の9回1死一、二塁でマウンドに上がるも、押し出し死球と犠飛であっさり勝ち越された。

 さらに翌19日(同20日)には3-3と同点の9回から登板。無死一塁から投ゴロを処理して一塁へ大暴投して一塁走者の生還を許した。その後2ランを浴び、1死も取れずに3失点で降板した。

 同記者は「ジョシュ・へイダーは、リリースポイントの問題はメカニクス(体の使い方)の“副産物”だと話した。本人は『(腕の振りが)横投げになりすぎている』と考えている。『マウンドで踏み出すときは(腕の振りを)上から下にしたい』」と紹介した。通算125セーブを誇る左腕は、新天地で再び輝く姿を見せることができるのだろうか。

【実際の映像】一塁走者が一気に生還…大乱調の左腕のとんでもない大暴投

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY