1年9億円契約も長期離脱のエ軍右腕 キャリア左右の“最後の数週間”は「とても重要」
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7月8日から長期離脱中のローレンゼンはマイナーでリハビリ登板を開始した
エンゼルスのマイケル・ローレンゼン投手が21日(日本時間22日)、傘下マイナー3Aソルトレイクでリハビリ登板を開始、3回47球を投げた。7月7日(同8日)に右肩痛のため負傷者リスト(IL)入りして以来のメジャー復帰が間近に迫っている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、復帰後のパフォーマンスを「とても重要」と解説している。
ローレンゼンは今季、エンゼルスと1年675万ドル(約9億円)で契約を結んでいる。ここ数年は救援投手としてプレーしていたが、今季は先発に再転向して13先発で6勝6敗、防御率4.94の成績を残していた。このオフには再びFAになることから来季、先発投手または救援投手として、どのような契約を得られるかは残りシーズンの投球内容次第ということだ。
記事では「怪我のせいで足止めを食らったものの、スターターとしての能力を証明した、と言えなくもない」との寸評。一方で「悲観的な考え方をすると、彼は救援投手としての短い任務のほうが合っている、という見方をすることもできる」とも評している。つまり「彼個人としてはシーズン最後の数週間は、とても重要」になるということだ。
また、ローレンゼンの復帰が近づいていることはエンゼルスにとっても朗報かと言えば、そうでもないという。すでにプレーオフ争いから脱落していることから「エンゼルスにとってそれほど重要な意味を持たないだろう」と辛辣だ。なにはともあれ復帰後のローレンゼンがどのような投球を披露するのか注目だ。
(Full-Count編集部)
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