超高校級は不在も“馬淵JAPAN”に期待できる理由 前回大会は偏ったメンバー構成で大敗

前回大会は佐々木朗、奥川、宮城、西純ら豪華メンバーも5位に

 1990年に同校の監督に就任し今年で32年目。1992年には星稜・松井秀喜に対し5打席連続敬遠を指示し「ヒール」のイメージがつきまとったが、2002年夏の甲子園では全国制覇を成し遂げるなど、歴代4位の甲子園通算54勝を誇る名将だ。

 大味な野球を嫌い、攻撃では機動力を使い、投手を中心とした守り勝つ野球を信条とする馬淵監督。今回のメンバー構成も“世界で勝つ”選手たちが名を連ねた。今夏の甲子園未出場組では高校通算16本塁打ながら俊足巧打、強肩で広い守備範囲を誇る履正社・光弘帆高内野手(3年)、広角な打撃で高校通算32本塁打をマークし投手も兼任した広陵・内海優太外野手(3年、U18では内野登録・一塁)が選出されている。

 前回大会の2019年は佐々木朗希(現ロッテ)、奥川恭伸(現ヤクルト)、宮城大弥(現オリックス)、西純矢(現阪神)ら豪華メンバーが揃いながら、まさかの5位に終わっている。野手でも遊撃偏重の編成で“本職不在”のポジションが大きく影響した。

内野全ポジションに“本職”が揃うメンバー構成

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