超高校級は不在も“馬淵JAPAN”に期待できる理由 前回大会は偏ったメンバー構成で大敗

内野全ポジションに“本職”が揃うメンバー構成

 今回は二塁手に天理・藤森康淳(3年)、遊撃手に下関国際・仲井慎(3年、投手兼任)、聖光学院・赤堀颯(3年)、三塁手には大阪桐蔭・伊藤櫂人(3年)と内野全ポジションに本職が揃っている。「打つ、投げる」だけに特化した選手ではなく、指揮官が好む“走攻守”を体現できるメンバー構成になった。超高校級のスターは不在かもしれないが、馬淵監督の言葉からもその思いは感じ取れる。

「投手を中心とした堅い守りと機動力を使って好機を確実に得点に結びつける攻撃が日本の目指す野球と考えています。選手選考にあたっては、日本の目指す野球を体現できる選手を選考していただきました。短期間でチーム力を上げ、スタッフ、選手一丸となり、日本を代表して戦うという誇りを持って大会に臨みます」

 悲願の優勝を狙う“馬淵JAPAN”は28日から始動し、31日にはZOZOマリンで大学日本代表との壮行試合も行われる。

○著者プロフィール
橋本健吾(はしもと・けんご)
1984年6月、兵庫県生まれ。報徳学園時代は「2番・左翼」として2002年は選抜優勝を経験。立命大では準硬式野球部に入り主将、4年時には日本代表に選出される。製薬会社を経て報知新聞社に入社しアマ野球、オリックス、阪神を担当。2018年からFull-Countに所属。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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