侍ジャパンU-15、無敗のキューバに快勝　悲願初Vへ望み…先発・辻が4安打完封

5回に藤田のタイムリーなどで一挙3得点

　野球日本代表「侍ジャパン」U-15は2日（日本時間3日）、メキシコ・エルモシージョで開催されている「第5回 WBSC U-15 ワールドカップ」のスーパーラウンド第3戦で、強豪キューバに3-0で快勝した。悲願の初優勝に向けて望みを繋いだ。

　両チーム無得点の5回に藤田一波外野手（取手リトルシニア）の適時打などで勢いに乗り、この回一挙3得点。今大会ここまで無敗だったキューバに先手を取った。投げては先発の辻琉沙投手（滋賀野洲ボーイズ）が7回を4安打完封の快投を演じた。

　元巨人GMの鹿取義隆氏が率いるU-15代表は、オープニングラウンド（予選リーグ）で3連勝を飾ってでループBを1位通過。スーパーラウンド（決勝リーグ）初戦のアメリカ戦は初回に5点のビハインドも直後に追いつくなど12-6で勝利したが、続くチャイニーズ・タイペイ戦では4-6で敗れていた。