大谷翔平、驚異のストライク率72% 半分以上がスライダー、フォーシームわずか16球
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111球中80球がストライク、新球シンカーはスライダーの次に多い18球
■エンゼルス ー アストロズ(日本時間4日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地・アストロズ戦に「3番・投手兼DH」で出場し、今季最長タイとなる8回を投げて6安打1失点で降板した。今季最多111球の熱投を見せたが、打線の援護がなく同点のまま交代となり、今季12勝目はならなかった。
アストロズのガルシアと息詰まる投手戦を展開した。初回を3者凡退に封じると、4回まで無失点投球。5回、2死からマンシーニに右中間二塁打を許し、続くマティエビッチに中前への先制打を浴びた。6回にも2死満塁のピンチを招いたものの、バスケスを右飛に打ち取って切り抜けると、7回1死二塁のピンチも切り抜けた。
8回まで1失点に抑える好投で、2021年に並ぶ自己最多シーズン14度目のクオリティスタートを達成した。3回には通算400奪三振を達成。通算100本塁打と400奪三振を達成したのは、ベーブ・ルース以来、史上2人目の快挙になった。
この日の大谷は驚くべきストライク率の高さをマークした。今季最多の111球を投げ、そのうちストライクはなんと80球を数えた。ストライク率は驚異の72%に上り、8回まで投げ切れたのは、このストライク率の高さも要因となった。
また、球種割合も驚きのパーセンテージに。111球のうち、スライダーが実に59球を数え、全投球の半分を超える53%に。新たに加えたシンカーが2番目に多く18球で16%。フォーシームはわずか16球しか投げず、14%と少なかった。このほか、カーブが7球、スプリットが6球、カットボールが5球と計6球種を投げ分けた。
(Full-Count編集部)
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