大谷翔平は「大金がかかる」 スター選手2人でも釣り合わぬ…マドン前監督が語る価値

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷と引き換えに「2人の球宴選手をもらいたいと思わないほうがいい」

 2020年から今季途中までエンゼルスを指揮したジョー・マドン氏。大谷翔平投手を、怪我の癒えた昨季からほぼ“フルタイム”で稼働させ、持っていた能力を引き出した名将は、二刀流を巡るトレードの噂をどう考えているのか。出演したポッドキャスト番組で答えている。

 マドン氏は米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のポッドキャスト番組「ジ・アスレチック・ベースボール・ショー」に出演。「大谷がエンゼルスの一員としてプレーし続けるには何が必要か、そもそも可能なのか?」との問いに「不可能ではないが、当然お金はかかるね。大金がね」と笑いながら答え、「最終的にはそこ(お金)にたどり着く。チームは売りに出ている。新オーナーがそのように見れば(大谷を残したいと思えば)もちろん可能だ。彼はそれだけいい選手だから」と続けた。

 アート・モレノ球団オーナーは8月23日(日本時間24日)に球団売却を検討していることを発表。“次期オーナー”がどのような考えを持っているかによって事態は変わるとした上で、8月27日(同28日)と翌28日(同29日)のブルージェイズ戦に言及した。大谷は27日に先発して7回9奪三振で11勝目、翌28日は28号2ランを含む3安打と躍動した。

「彼が先日ブルージェイズ戦でしたことを見た」とマドン氏は切り出し、「トレードしようと思うなら、彼を2人の選手だと思わないほうがいい。引き換えに2人のオールスター選手をもらいたいと思わないほうがいい。そうしたら自動的にチーム力が上がると考えないほうがいい」と述べた。スター選手2人との交換では釣り合いが取れないという意味だろう。マドン氏はさらに「彼のことは大好きだった。僕らは非常にいい関係性を築いていた」とも語っていた。

(Full-Count編集部)

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