村上宗隆、日本選手単独2位の53号ソロ…王貞治にあと2本 ついに日本新61発ペース

53号ソロを放ったヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
53号ソロを放ったヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

弾丸ライナーでバックスクリーンへ、打たれた大瀬良は首を傾げた

■ヤクルト ー 広島(9日・神宮)

 ヤクルトの村上宗隆内野手は9日、神宮球場で行われた広島戦で53号ソロを放った。ここ4試合で3本目の一発で、1963年の野村克也(南海)と1985年の落合博満(ロッテ)を抜いて、NPBのシーズン本塁打記録で歴代単独6位とした。日本選手最多の王貞治の55本(1964年)まであと2本だ。

 2回の第1打席でいきなりバットが火を噴いた。先頭で打席に入ると、広島先発の大瀬良が投じた3球目、真ん中低めへのスライダーを捉えた。打球は凄まじい勢いでバックスクリーンへ一直線。弾丸ライナーの一撃に大瀬良は首を傾げるしかなかった。

 シーズン124試合目での53号は、143試合に換算すればNPB新記録となる61発ペースとなる。2013年に60本塁打したウラディミール・バレンティン(ヤクルト)は120試合目の9月8日に到達しており、やや遅れているものの猛烈に追い上げている状況だ。

 ファンの間では“村神様”と呼ばれている村上。次のターゲットはNPB歴代5位の54本塁打を残し、ファンから“神様”扱いされた1985年のランディ・バース(阪神)だ。また、打率と打点でも2位を引き離しており、3冠王も現実味を帯びてきている。

○NPBシーズン本塁打記録(6位まで)

1位 60 バレンティン(2013年・ヤクルト)
2位 55 王貞治(1964年・巨人)
2位 55 ローズ(2001年・近鉄)
2位 55 カブレラ(2002年・西武)
5位 54 バース(1985年・阪神)
6位 53 村上宗隆(2022年・ヤクルト)

【実際の映像】バックスクリーン直撃! 神宮騒然…村上宗隆の強烈すぎる53号弾

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