前代未聞、ヤ軍ファンが宿敵を“ガチ応援” 敵将が明かす真相「信じられなかった」

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

ジャッジにもう1打席回ってきてほしいと願ったファンが宿敵を応援した

■ヤンキース 7ー5 レッドソックス(日本時間25日・ニューヨーク)

 ヤンキースは24日(日本時間25日)、本拠地で宿敵のレッドソックスと対戦し、7-5で勝利した。因縁のライバルチームを相手の勝利はファンにとっては嬉しいものに違いないが、この日は少し事情が違ったようだ。9回にヤンキースファンがレッドソックスを応援する姿を目の当たりにした敵将のアレックス・コーラ監督は仰天。MLB公式サイトで真相を明かしている。

 ヤンキースが7-5と2点リードで9回表に突入。このときにコーラ監督は「『レッツゴー・レッドソックス』というチャント(掛け声)が始まったんだ。ヤンキースファンの集団からだった。ヤンキースのユニホームを着ていたよ」と異様な光景を目にしたことを明かした。さらに「レッツゴー、アレックス(打席のベルドゥーゴ)、あと2点入れてくれ!」「こんなこと言ったことなかったけど……レッツゴー・レッドソックス!」と叫ぶファンもいたという。

 事の真相は、ア・リーグ最多記録に並ぶ61本塁打まであと1本と迫っているアーロン・ジャッジ外野手だ。9回表に同点に追いつかれて、ジャッジにもう1打席回ってきてほしいと願ったヤンキースファンがいたということだ。コーラ監督は珍しい反応にくすくす笑いながら「クールなシーンだった。ファンたちは素晴らしい。彼らはチームをすごく応援しているし、もちろん、彼(ジャッジ)を応援している」と試合後の取材で明かしている。

 記事では「レッドソックスの監督、アレックス・コーラは、自分が見たり、聞いたりしていることをほとんど信じることができなかった」と、このインタビュー映像を紹介。60号から3日間本塁打なしと小休止となっているジャッジ。61号はいつ打つのか、さらにはエンゼルスの大谷翔平投手とのMVPレースにも注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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