大谷翔平は「弱点ない」 昨季からHR減も…ロッド・カルーが語る打撃の進化「危険だ」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

通算3053安打ロッド・カルー「日本はオオタニのことを誇りに思うべきだ」

 2年連続MVPの期待がかかるエンゼルス・大谷翔平投手。今季は14勝、防御率2.47、203奪三振と投手成績を伸ばす一方、打者としては打率.271、34本塁打、93打点。46本塁打を放ち熾烈なタイトル争いを演じた昨季ほどではないように見えるが、決してそんなことはない。歴代27位の通算3053安打を誇るロッド・カルー氏が大谷の打撃の進化を語ってくれた。

 7度の首位打者に輝き、15年連続で打率3割を記録した1970年代を代表する安打製造機。パナマ出身で2017年にイチローに塗り替えられるまで、米国外出身選手の通算最多安打保持者だった。そんな偉大な巧打者は、大谷が6回途中2失点で14勝目を挙げた23日(同24日)の試合を現地で観戦。「ものすごい活躍をしているね。特に走る姿がいいね。いつも一生懸命走る。デレク・ジーターやマイク・トラウトを思い出させてくれるよ」と表情を緩めた。そして、今季の打者・大谷に注目する変化があったという。

「あまり弱点がないね。以前は後ろ足が地面から離れることが多かったが、今は真ん中に重心を残して体が開かない。打球を引っ張らなくなったよね」

「アウトにしにくい打者だ。ライトにもセンターにもレフトにも打てるから。危険だ。危険。危険な選手だし、その上、素晴らしい若者でもある。だから日本は彼のこと、そして達成してきたことを誇りに思うべきだね」

昨季の引っ張りの打撃が今季は再び広角打法に

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