西武・十亀が引退会見「戦力になれないと感じた」 10.2今季最終戦で最後の登板へ

引退会見を行った西武・十亀剣【写真:宮脇広久】
引退会見を行った西武・十亀剣【写真:宮脇広久】

2011年ドラ1で入団…11年で通算258登板、53勝をマーク

 西武の十亀剣投手が30日、埼玉県所沢市内で会見し、今季限りでの現役引退を表明した。「2軍に落ちてから、ライオンズの戦力になれないと感じてしまった。ここ数年、自分の投球スタイルができなくなっていた」と現役を退く理由を明かした。

 34歳の右腕は西武一筋にプロ11年間、サイドスローから威力のある速球を武器に、先発、リリーフの両方で活躍した。今季最終戦となる10月2日の日本ハム戦(ベルーナドーム)で、現役最終登板に向けてベンチ入りする。「十亀という選手がいたということを示したい」と意欲を示した。

 愛工大名電高、日大、JR東日本を経て、2011年ドラフト1位で西武入り。過去に東尾修氏、渡辺智男氏、石井貴氏らエース級が付けた背番号21を継承した。現時点で通算258試合(先発132試合)53勝50敗3セーブ21ホールド、防御率3.99。今季は12試合に登板して勝ち負けはなく、防御率2.40。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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