大谷翔平は「群を抜いていた」 無双投球を“相棒”絶賛「どんどん良くなることに驚く」

アスレチックス戦に先発し15勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アスレチックス戦に先発し15勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

スタッシー「乗っている時は相手がどこでも関係ない」

■エンゼルス 4ー2 アスレチックス(日本時間30日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたアスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で出場。投手では8回2死まで無安打の快投を演じ、8回2安打無失点10奪三振で15勝目を挙げた。マスクを被ったマックス・スタッシー捕手は「今季彼はいい登板がいくつもあるが、今日は群を抜いていた。見事だった」と絶賛した。

 8回2死まで無安打投球。大谷が見せた無双投球を“相棒”は手放しで褒めたたえた。「彼が何をしても僕は驚かない。彼はこのゲーム(野球)で何でもできるし、それを証明している。スライダーが有効だったので多投した。彼は見事だった」。ノーヒットノーランはならなかったが、「これが現実。彼は驚異的なイニングを重ねたし、何よりも無失点だった。そして勝ち星もあげた」と振り返った。

 今季は大谷の登板するほとんどの試合でマスクを被る。「ショウヘイが乗っている時は相手がどこでも関係ない。僕はスカウティングレポートを見たり、思った球が投げられているかという点や、その日ショウヘイはどの球が機能しているのかに集中している」と語る。

 この日、驚かされたのは4回にマーフィーから三振を奪ったツーシームだったという。「どんどん良くなることに本当に驚く。あのツーシームは僕の左側にストンと落ちた。捕ったときかなり驚いたよ」と今季途中から駆使する新球に舌を巻く。

 ヤンキース・ジャッジとの“MVP争い”にも言及。「これがマイナス要素になることはないと思うけどね。かなり見事だよ。ヒットも2本。彼の名前はシーズン後に授与される賞の候補者リストに載るだろうね」と笑みを浮かべた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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