鷹、延長11回サヨナラ負けで優勝お預け 山川に痛恨弾…V争いは「10・2決戦」へ

西武・栗山巧に中前適時打を浴びたソフトバンク・千賀滉大【写真:小池義弘】
西武・栗山巧に中前適時打を浴びたソフトバンク・千賀滉大【写真:小池義弘】

オリックスとの争いは両チーム今季最終戦となる10月2日にもつれ込むことに

■西武 3ー1 ソフトバンク(1日・ベルーナドーム)

 ソフトバンクは1日、敵地・ベルーナドームで西武に1-3でサヨナラ負けを喫し、2年ぶりのリーグ優勝は今季最終戦となる「10・2決戦」に持ち越しとなった。延長11回に山川に41号2ランを被弾。2日のロッテ戦に勝つか、引き分けで優勝が決まるが、同戦に敗れてオリックスが勝つと、オリックスが逆転での連覇となる。

 エースの千賀が先発したこの試合。西武の先発・松本航と息詰まる投手戦を展開した。3回までは両チーム無得点だったが、4回に先制点を失った。源田にこの日最初の安打となる中前安打を許すと、続く森の当たりを中堅の牧原大がグラブに当てながらも捕球できず。中前安打で一、三塁となると、山川への四球で満塁に。栗山に甘く入ったフォークを中前へと運ばれ、適時打となった。

 この1点が最後まで重くのしかかった。打線が松本航の前にゼロ行進。前日の楽天戦で負傷交代していた柳田は2安打を放ったものの、打線が繋がらなかった。4回1死一、二塁、5回2死二塁、6回1死二塁と再三、得点圏に走者を進めたものの、あと1本が出ず。9回に柳田が起死回生の同点弾を放って追いついたものの、延長11回にサヨナラ負けを喫した。

 勝つか引き分けでリーグ優勝の決まる一戦だったが、エースの力投も虚しく惜敗し、歓喜の瞬間はお預けに。ソフトバンク、オリックス共に今季143試合目となる10月2日で全ての決着を迎えることになる。

(Full-Count編集部)

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