西武、2017年ドラ1齊藤大将ら6選手に戦力外通告 今季11試合出場の牧野翔矢も

西武・齊藤大将【写真:荒川祐史】
西武・齊藤大将【写真:荒川祐史】

計6人に来季の契約を結ばないと通告

 西武は4日、牧野翔矢捕手、育成選手の齊藤大将投手、粟津凱士投手、伊藤翔投手、上間永遠投手、出井敏博投手の計6人に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。

 齊藤大は2017年のドラフト1位で明大から西武に入団。ルーキーイヤーに16試合に登板したものの、その後は出番が減少。2021年5月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、今季実戦に復帰したものの、イースタン・リーグで15試合に投げて1勝4敗2セーブ、防御率9.56に終わっていた。

 2018年のドラフト5位で遊学館高から入団した牧野は今季1軍デビューを果たし、11試合に出場していたものの、来季の構想から外れた。2017年のドラフト3位で入団した伊藤は2018年に16試合に登板して3勝をマークするも、昨年10月にトミー・ジョン手術を受けていた。

 各選手が球団を通じて発表したコメントは以下の通り。

・牧野翔矢捕手
「一番の思い出は初出場、初ヒットを打った4月6日の楽天戦です。岸投手から打ちました。前日は緊張していましたが、当日になってやってやろうという気持ちが強くなったの覚えています。今後の事は未定です。これまでたくさんの声援をいただきありがとうございました」

・齊藤大将投手
「これまでを振り返ってみて、ファンの方々の期待に応えることができず悔しいですし、申し訳なく思っています。結果を出すことができず苦しかったです。ただ、今年後半になってからはいいボールを投げられるようになったと思います。今後については未定です」

・粟津凱士投手
「一番印象に残っているのは初登板です。ただ、それよりもプロに入ってからの悔しさの方が大きいです。手術後1年間ぐらいはボールを投げられず、またそれ以降キャッチボールはできても、試合で投げられなかったのは本当にきつかったです。今年の7月にやっと試合で投げることができて、うれしさもありましたが結果もださなければいけないというプレッシャーを感じていました。今後は未定ですが、リハビリ中もファンのみなさまから応援メッセージをいただいて励みなりました。これまでたくさんの応援ありがとうございました」

・伊藤翔投手
「プロに入って一番の思い出は、2018年と2019年に2年連続でビールかけに参加できなっかたことです。今後は未定ですが、まだリハビリ中ですし、まずは肘の状態を万全にすることだと思います。これまでいろいろな方にお世話になりました。術後の育成契約後もたくさんの方から暖かいメッセージをいただいたおかげで1年間がんばってこられました。感謝の気持ちしかありません」

・上間永遠投手コメント
「普段緊張することはあまりないのですが、1軍での初先発(2021年4月8日の楽天戦)の時は、これまで経験したことがないぐらい緊張しました。今でも鮮明に覚えていて、この先も忘れることはないと思います。1軍ではあまり投げることはできませんしたが、ファームでも毎試合ファンの方から応援していただいてありがとうございました。今後は未定です」

・出井敏博投手コメント
「最後まで使っていただいた西口ファーム監督、昨年のイースタン・リーグ開幕戦に先発させていただいた当時の松井2軍監督、僕の野球人生に携わっていただいたすべての方々に感謝の気持ちで一杯です。学生時代は無名で、まさかプロ野球選手になれるとは思ってもいませんでした。3年間、ファンのみなさまの声援がすごく力になりました。応援ありがとうございました。今後は、未定です」

(Full-Count編集部)

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