大谷翔平をMLB公式が大絶賛「さらなる歴史つくった」 MVPだけでなくCY賞候補にも

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

今季最終戦に先発して規定投球回到達、“W到達”は史上初の快挙

 エンゼルスの大谷翔平投手は、5日(日本時間6日)に敵地で行われたアスレチックスとの今季最終戦に先発し、規定投球回に到達。史上初の“ダブル規定到達”を成し遂げた。MLB公式は「レギュラーシーズンの最終戦までかかったが、ショウヘイ・オオタニがさらなる歴史を作った」と報じた。

 投打両方で規定に到達するのは、ワールドシリーズが始まった1903年以降初めてのこと。投手としてはイニング数と先発数で、打者としては出場試合数と打席数でともにチームトップに立ち「二刀流のスーパースターは、またもや歴史的なシーズンを送った」と最大級の評価を得ている。

 その活躍には、チームメートも目を見張る。ネビン監督は「彼は、ただただ特別なプレーヤーであり人間でもある」、40本塁打を放ったトラウトは「彼は信じられないくらいすごい」「アメージングだ。僕らは、(オオタニのプレーを)毎日見ることができて、本当に運がいい。こんなことをもう見ることができないだろうから」と語った。

 昨年ア・リーグの満票MVPに輝いた大谷は、ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジとともに、今シーズンも再びMVPの有力候補と考えられている。またアストロズのジャスティン・バーランダー、ホワイトソックスのディラン・シーズ、ブルージェイズのアレク・マノアと並んでア・リーグのサイ・ヤング賞候補としても名前が挙がっている。大谷の9イニングあたりの奪三振数は、ア・リーグの先発投手陣の中でトップだ。

 大谷はすでにエンゼルスと年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約で合意。2023年シーズン後にフリーエージェントとなる。「エンゼルスはオーナー交代の可能性もあり、これがオオタニと球団の未来を複雑なものにするかもしれない」としたMLB公式は「オオタニは、オフシーズンが始まる前に新契約が成立したことを喜び、彼の代理人のネズ・バレロとエンゼルスが良好な関係にあることを示唆した」と述べた。

(Full-Count編集部)

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