436億円出さなければジャッジはジャイアンツへ? ヤ軍GM残留熱望も争奪戦必至

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

7年2億1350万ドル(約310億5900万円)の契約延長を拒否していた

 今季ア・リーグ記録の62本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は今オフにFAを迎える。地元メディア「ニューヨーク・ポスト」のグレグ・ジョイス記者は「ジャッジのもとにオフシーズン、黄金の壺が来る」として、夢のような大金を得る可能性を指摘した。

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、ジャッジが開幕戦の日に7年2億1350万ドル(約310億5900万円)の契約延長を拒否したことを「史上最高の賭け」と表現した。そんなジャッジの今季の活躍は歴史的なものだ。本塁打を量産し、3冠王まであと一歩と迫る活躍でチームを地区優勝に導いた。

「キャッシュマンGMも、ジャッジの値が高騰していることを認識している」と同メディア。「黄金の壺(夢のような大金)がある。どれくらいの重さになるかまだ分からないが、彼にとってはいいことだろう。既に大きかったが、当然更に大型契約になる」と語ったという。

 さらに「(争奪戦に)勝ちたいが、それは後日議論すること。もちろんジャッジにはヤンキースの選手として戻って欲しい」と熱望。「彼は素晴らしい選手で、自身に賭けた。そして彼の今シーズンの活躍は史上最高の賭けだった」と最大級に評価した。

 ジャッジ争奪戦に参加するチームの候補としてあげられたのがジャイアンツだ。ジャッジはサンフランシスコから遠くない、カリフォルニア州のリンデン育ちで、ジャイアンツファンだった。ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長は大物FA選手の獲得について「オフシーズンはとても活発的になるだろう。全ての選択肢に対して関与するだけの柔軟性はある。我々の目標はスプリングトレーニングと2023年の開幕戦時に、プレーオフに出場できると感じるチームにすることだ。今オフはこの指針で全て動く」と語った。

 米全国紙「USAトゥデイ」は、「ジャイアンツはFAでジャッジだけでなく、ドジャースに所属するオールスター遊撃手のトレイ・ターナーの獲得も目指すかもしれない」と報じた。「ヤンキースがジャッジの要求する3億ドル(約436億1400万円)を支払わなければ、出身地から僅か2時間ほどのサンフランシスコに移籍するかもしれない」と移籍の可能性をあげた。

(Full-Count編集部)

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