エンゼルス、過去最高4300億円超で売却も チーム低迷も…価値上昇は大谷翔平効果?

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷翔平は1年43億6000万円で合意、年俸確定で売却話もスムーズに?

 8月に球団売却を検討していることを発表したエンゼルス。チームは8年連続でプレーオフ進出を逃すなど低迷が続いているが、球団の価値は上昇しているようだ。米全国紙「USAトゥデイ」は複数のMLB球団オーナーの声として、「少なくとも30億ドル(約4363億円)」という野球チームの売却額として過去最高値での決着を予想した。

 同紙の名物記者ボブ・ナイチンゲール氏の「ノートブック」として公開された記事では、「複数のMLBオーナーは、エンゼルスが野球チームとしては過去最高額となる30億ドル以上で売却されると考えている」と紹介。「交渉は活発で、売却は数か月以内に完了すると見られている」と見通しを述べた。

 現在のオーナー、アート・モレノ氏は、2003年シーズン中にウォルト・ディズニー社から1億8400万ドル(約267億円)でエンゼルスを買収。経済誌「フォーブス」は売却検討を発表した当初、球団の価値を20億ドル(約2900億円)以上と試算していたが、今回の予想額はそれを10億ドルも上回るものとなった。

 エンゼルスは1日(同2日)、大谷翔平投手と年俸3000万ドル(約43億6000万円)の1年契約で合意に達したと発表。米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「球団を売る時は選手にいくらかかるのかが知りたいもの」と、大谷の年俸が確定したことで球団売却がスムーズになることを予想していた。果たして過去最高値での決着となるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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