DeNA無念のCS敗退、3位阪神に下剋上許す 三浦監督「選手たちはよく頑張りました」

DeNA・三浦大輔監督【写真:宮脇広久】
DeNA・三浦大輔監督【写真:宮脇広久】

1勝1敗で迎えた第3戦、同点の9回1死満塁の好機を生かせず

■阪神 3ー2 DeNA(CSファースト・10日・横浜)

 DeNAは10日、横浜スタジアムで行われた阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦に2-3で敗れ、2017年以来5年ぶりのファイナルステージ進出は果たせなかった。試合後の三浦大輔監督は「選手たちはよく頑張りました」と、長いシーズンを戦い抜いたナインを称えた。

 1勝1敗で迎えたこの試合、2回に宮崎の右越えソロで先制し、3回には1死二、三塁から暴投で1点を追加し2-0とした。ただ4回、先発の浜口が佐藤輝に中堅へのソロ本塁打を浴び1点差。6回には、無死二塁から近本に右翼フェンスを直撃する適時二塁打を許し同点とされた。さらに代わった入江が、原口にも左前へ勝ち越しの適時打を浴びた。

 9回には1死満塁の好機をつくったものの、代打・藤田が二ゴロ併殺に倒れ万事休す。スタンドへのあいさつを済ませた後、ベンチに座り込む選手も目立った。三浦監督もマイクを向けられると、悔しさからかなかなか言葉を継げなかったものの「選手たちはよく頑張りました。最後までみんな、あきらめずに良く戦ったと思います」とまず選手を称えた。

 DeNAは今季、6月26日には借金が9にまでかさんだものの、6月から8月にかけて本拠地の横浜スタジアムで17連勝するなど徐々に浮上。レギュラーシーズンを73勝68敗2分の2位で終えていた。三浦監督は時折言葉に詰まりながら「最後までコロナとかいろいろありましたけど、みんなでカバーしながらその日その日を全力で戦ってくれた」とシーズンを振り返った。

 またこの日も本拠地のスタンドを埋めたファンに向け「規制がある中でルールを守って、たくさんの手拍子と拍手を頂き、1年間本当にありがとうございました」とメッセージを送った。

(Full-Count編集部)

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