阪神“下克上”ファイナルS進出 鮮やか逆転勝ちで決めた、原口が決勝適時打

阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】
阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】

9回1死満塁の大ピンチで矢野監督自らマウンドへ行き湯浅を激励

■阪神 3ー2 DeNA(CSファースト・10日・横浜)

 阪神は10日、横浜スタジアムで行われたDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦に3-2で逆転勝ちし、2勝1敗でヤクルトとのファイナルステージ進出を決めた。今季限りで退任する矢野燿大監督も安堵の表情を浮かべた。

 先発を託された才木は2回に先頭の宮崎に右越えソロを浴びて先制点を失う。さらに3回に暴投で2点目を失うと、なおも1死一、三塁で矢野監督は交代を決断。浜地がわずか1球で牧を二ゴロ併殺に打ち取り流れを引き戻した。

 すると4回2死から佐藤輝が豪快なCS1号で1点差に迫る。6回には近本の適時二塁打と原口の左前適時打で2点を奪ってついに逆転に成功した。4番手の西純が強力打線を封じる快投を見せた。9回に湯浅が1死満塁のピンチを招くと矢野監督自らマウンドに出向いて激励。最後は藤田を二ゴロ併殺に仕留めた。

 第1戦は完封リレーを飾り、第2戦は零敗を喫していた。勝負の第3戦は早めの継投策が実り、打線もしぶとくつないでチャンスをものにした。“下克上”へ、まずは12日から神宮球場で行われるファイナルステージで、ヤクルトへの挑戦権を手にした。

(Full-Count編集部)

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