元虎スアレスは“隠れた最高の救援投手” 剛球を敵地警戒「パドレスの秘密兵器」
メッツとのWCシリーズでは163キロの速球武器に完璧投球
■パドレス 6ー0 メッツ(ワイルドカード・日本時間10日・ニューヨーク)
パドレスは9日(日本時間10日)、ニューヨークで行われたメッツとのワイルドカード(WC)シリーズ第3戦に6-0で勝利し、地区シリーズ進出を決めた。2番手として登板した元阪神のロベルト・スアレス投手は、最速101.5マイル(約163.3キロ)の剛速球を武器に1回を3者凡退、2奪三振に抑えた。地区シリーズで激突するドジャースの地元紙は早くも「パドレスの秘密兵器」と警戒感を示している。
ソフトバンク、阪神で計5年間プレーし、今季パドレスに移籍したスアレスは、レギュラーシーズン45試合に登板し、5勝1敗、防御率2.27の好成績を残した。メッツとのWCシリーズでも2試合に登板し、2回を無安打無失点と完璧に抑えてパドレスの勝利に貢献した。
同地区のライバルであるドジャースは、今季直接対決で14勝5敗とパドレスを圧倒しているが、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「パドレスとの対戦で懸念すべき9つの心配」の1つとしてスアレスの名前を挙げた。「ロベルト・スアレスは、あなたが聞いたことがない最高の救援投手かもしれない。31歳のベネズエラ出身のルーキーは、日本で5シーズンプレーし、昨冬にパドレスと1年600万ドル(約8億7000万円)で契約した」と紹介している。
ダルビッシュ有投手とブレイク・スネル投手の先発2枚看板や、主砲マニー・マチャド内野手らと並んで警戒すべき選手に挙げられたスアレス。自慢の剛速球で強力ドジャース打線を抑えられるか注目だ。