甲子園のスターに“明暗”くっきり ドラフトの成果現れる5年後…17年入団組の現在地

日本ハム・清宮幸太郎(左)、ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
日本ハム・清宮幸太郎(左)、ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

燕は3冠王の村上の他、4位入団の塩見も活躍

 2022年のドラフト会議は10月20日に実施される。10月6日に高校生、大学生の「プロ野球志望届」の提出が締め切られ、今年は高校生が154人、大学生は187人が提出した。競争が激しいプロ野球の世界で、ドラフトの成果が現れるのは5年後とも言われる。ここでは2017年ドラフトを回顧。どれだけの成果が出ているか、検証する。

 大成功はヤクルトだろう。1位入札した清宮幸太郎は外したが、外れ1位で巨人、楽天と競合した村上宗隆をゲット。史上最年少の3冠王に輝いた。4位指名の塩見泰隆はリードオフマンとして活躍。140安打&24盗塁をマークした。6位入団の宮本丈もユーティリティプレーヤーとして優勝に貢献した。

 オリックスも1位の田嶋大樹が自己最多の9勝、リードオフマンの福田周平が118試合で120安打をマーク。2年連続制覇を果たした両軍は5年目選手がチームの中心で活躍していた。

 西武は4位指名の平良海馬がブルペンの柱として君臨。2020年に新人王を受賞し、今季は35ホールドポイントで最優秀中継ぎのタイトルを手にした。5位の與座海人は今季ブレークし、初の2桁勝利となる10勝を挙げた。

 甲子園を沸かせた選手では、日本ハムの1位・清宮幸太郎がついに開花の兆し。初めて規定打席に到達し、18本塁打55打点をマークした。ロッテの1位・安田尚憲も自己最多の102安打、9本塁打を記録した。

2017年夏の甲子園V腕が覚醒、聖地6発の広島・中村奨は足踏み続く

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