ダルビッシュ、リーグ優勝決定Sで先陣「責任すごく重い」 主砲ハーパーに警戒感
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第1戦に先発「すごく光栄なことです」
パドレスのダルビッシュ有投手が17日(日本時間18日)、翌日に控えたフィリーズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦先発に向けて、抱負を語った。「すごく光栄なことです。同時に、責任もすごく重いと思いますから。でも、あまり気負い過ぎることなくいつも通りレギュラーシーズンと同じ感じで投げたいと思います」と話し、メッツとのワイルドカードシリーズに続く初戦のマウンドに自然体で臨む構えだ。【木崎英夫】
今季のフィリーズ戦は5月と6月に2登板。ダルビッシュはいずれも主砲のハーパーとの対決はなく、「ハーパー選手が入ることによって、またすごく強力打線になると思う。いいバッティングをするチームだなと思っています」と、今プレーオフ6試合で3本塁打を放つ強打者に警戒を強める。
ダルビッシュはここまで今プレーオフで2登板。メッツとのワイルドカードシリーズ第1戦で7回6安打1失点と好投し、シャーザーに投げ勝つと、ドジャースとの地区シリーズ第2戦ではカーショーと投げ合い、6回途中7安打3失点の粘投で勝利投手となった。ここまで自身2連勝でチームを牽引している。
ワールドシリーズ出場をかけるナ・リーグの優勝決定シリーズは、“下剋上決戦”。パドレスは、両リーグ最多の111勝を挙げたドジャースを3勝1敗で撃破。一方のフィリーズは、ナ・リーグ最多タイの106勝を挙げたブレーブスを3勝1敗で破り勝ち上がってきた。
勢いに乗るフィリーズ相手に「昨日はブルペンで投げてすごく調子が良かったので楽しみです」と自信をのぞかせたダルビッシュは、会見後、キャッチボールとブルペンでのシャドーピッチングなどで調整した。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)
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