なぜDeNAは1位指名を事前公表せず? 編成部長「今年のドラフトは難しい」

スカウト会議後取材に応じたDeNA・進藤達哉球団編成部長【写真:球団提供】
スカウト会議後取材に応じたDeNA・進藤達哉球団編成部長【写真:球団提供】

スカウト会議で他球団の動向をシミュレーション

 DeNAは19日、翌20日のドラフト会議へ向けてスカウト会議を開いた。12球団中過半数の7球団が1位指名選手を事前公表する中、進藤達哉球団編成部長は「もう一晩、持ち帰って考える。(最終決定は)会場の控室に入ってから」と話し、「今年のドラフトは難しい。(例年より)悩みは多い」と述懐した。

 この日はスカウト全員の他、三浦大輔監督、三原一晃球団代表らが協議。1位指名を投手と野手、素材型と即戦力型の両方を含め5人に絞ったが、決定に至らなかったと言う。他球団の指名動向のシミュレーションに時間を割いたそうで、抽選になった場合の確率も考慮しながら、1位指名選手を決めることになりそうだ。三浦監督は「甲乙付け難い。(特に気になる選手は)います」と語った。

 前日の18日までに、巨人、広島、オリックス、ソフトバンク、西武、日本ハム、楽天の7球団が、それぞれ違う選手の1位指名を公表。進藤部長は「公表した方がアドバンテージを取れると判断した球団が多いのかな」と言う。今年のドラフト戦線は“豊作”との見方は少なく、1位指名の選択肢が少ないことがその一因とも見られている。

抽選なら昨年に続いて番長が出陣「そうなった場合は、そのつもりです」

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