牧場骨折で43億円パー 37歳の不良債権男の現在地「パワー、金色チェーンも健在」

アスレチックス、メッツなどで活躍したヨニエス・セスペデス(写真はメッツ時代)【写真:Getty Images】
アスレチックス、メッツなどで活躍したヨニエス・セスペデス(写真はメッツ時代)【写真:Getty Images】

元メッツ・セスペデスはドミニカ共和国のウインターリーグで躍動中

 アスレチックス、メッツなどで活躍したヨニエス・セスペデス外野手が、華やかなメジャーの舞台を離れて2年が経った。守備での強肩ぶり、2013年の本塁打ダービー優勝、首にチェーンのド派手なファッションなど、その一挙手一投足が大きな話題となったが、2019年5月にフロリダ州に自身が所有する牧場で右足首を骨折。メジャー晩年は残念な一面もあった。そんな37歳がドミニカ共和国でのウインターリーグに参戦。しかも大活躍を見せているという。MLB公式サイトは「昔の調子を取り戻している」と伝えている。

 セスペデスが躍動したのは19日(日本時間20日)だ。アギラス・シバエーニャスに所属する37歳は4打数4安打の大暴れ。中堅フェンス直撃の二塁打に、左越えへの特大アーチもあったという。「米国での選手生活は気まずい終わり方になった」と伝えたMLB公式サイトは、興奮気味に報じた。

「バットスピード、パワー、首にゴールドのチェーンと粋な部分もすべて健在だった」

「もし今後いいプレーを続け、怪我もなければ、ナ・リーグでDH制が採用されたこともある。来季どこかのチームがスプリングトレーニングに招待すると考えないわけにはいかないだろう」

 2018年にキャリア最高の年俸2900万ドル(約43億円)を稼いたが、翌2019年は牧場での骨折で全休。2020年は年俸600万ドル(約9億円)まで減給された。18日に37歳になったばかり。奇跡のカムバックはあるのか。

(Full-Count編集部)

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