ジャッジの大型契約は「リスク高い」 “弱点”に米メディア「チームに壊滅的な影響」

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が故障歴の多さを指摘

 ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ内野手の去就に注目が集まっている。今季開幕前には7年2億1350万ドル(約322億円)での契約延長を拒否したとされ、それを超える金額が見込まれるが、怪我のリスクを指摘する声も。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、「チームに壊滅的な影響を与えるような大惨事になりかねない」と警鐘を鳴らしている。

「ブリーチャー・レポート」は、今オフの「最もリスクの高いフリーエージェント10選手」を紹介。ドジャースのクレイトン・カーショー投手らと並んでジャッジが登場している。記事では、ヤンキースが今季開幕前に7年2億1350万ドル(約322億円)での契約延長を提示したことに言及。これは平均年俸のトップ10にも入らないとし、過去の故障歴からこれ以上の金額を出すことを望まなかったとしている。

 2017年には52本塁打を放って新人王に輝いたが、その後の3シーズンは怪我に苦しんだ。記事では「2018年は全試合の30.9%、2019年は37.0%、2020年は53.3%の試合に欠場した。肩の手術、手首の骨折、腹斜筋の負傷、肋骨の骨折、ふくらはぎの負傷などの怪我のため、彼は『怪我をしやすい』というレッテルを貼られることになった」と解説している。

 ここ2シーズンは94.1%の試合に出場しているが、やはり7年またはそれ以上の大型契約となると、仮に長期離脱となった場合のリスクは大きい。「ジャッジに1シーズンあたり4000万ドル(約60億円またはそれ以上)を支払うことは、チームに壊滅的な影響を与えるような大惨事になりかねないという根深い恐怖がある」と指摘している。

 一方で、「いずれにせよ、彼はその金額を得るだろう。おそらくヤンキースから」と再契約を予想。「そして、彼がどのチームと契約しようともファンは歓喜するだろう」と、リーグ新記録を更新したジャッジの人気ぶりを伝えている。

(Full-Count編集部)

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