燕は「6、7回の投手」、オリは「吉田正の前後」 専門家が挙げる日本Sのキーマン

ヤクルトは「6、7回を投げる投手が鍵を握る」
対するヤクルトはシーズンでの2桁勝利投手はいないが、小川泰弘、サイスニード、CSで復帰した高橋奎二、ベテラン・石川雅規が軸になりそうだ。加えてCSファイナル第4戦で先発予定だった2021年ドラフト1位・山下輝や高梨裕稔らが予想される。
オリックスに比べると先発陣はやや劣る形になるが、野口氏は「6、7回を投げる投手が鍵を握る」とキーマンに田口麗斗、石山泰稚をあげる。試合終盤の8回から登板する清水昇や守護神・マクガフに繋ぐことができるかが、鍵を握るという。
「ヤクルトの先発陣が7回まで投げ切ってくれれば言うことなしですが、シーズンを見ても難しい。日本シリーズでも早めの継投策になることが予想され、田口、石山の活躍がシリーズの行方を左右するかもしれません」
中継ぎ陣ではその他にもマクガフに並ぶチームトップの55試合に登板した木澤尚文や今野龍太、大西広樹、久保拓眞らがスタンバイ。オリックスも山崎颯一郎、阿部翔太、宇田川優希ら昨年にいなかった“新顔”が台頭し、リーグ連覇を支えた。両チームともに強力なリリーフ陣を揃えているが「シーズンを通して、継投は高津監督の方が一枚上かなと思う」と語る。